院長 : 岡田 政久
(尾道市 岡田歯科医院)
◆広島大学病院 非常勤講師
◆厚生労働省 歯科医師臨床研修指導医
今日、インプラント(人工歯根)治療は一般的な治療となりつつあります。インプラント(人工歯根)は、歯を失われた患者さんが、従来の入れ歯や両隣の歯を削ってかぶせるブリッジなどと異なり、他の歯に負担をかけないで、天然の歯と同様に快適な食生活を回復させる事を可能とします。
しかし、他の一般的な治療とは異なり、体の中(歯が失われた部位の顎の骨)にインプラント(人工歯根)というチタン製の人工物を埋め込み、その上にかぶせを作製していくため、やはり、より詳細な診査、診断が重要となってきます。また場合によってはインプラントの補助手術(「GBR法」「ソケットリフト法」などの骨移植、造骨)が必要となることもありますので、当院では出来る限りすべてCT撮影をさせていただき、さらに、全身的な診断としての、血液・尿検査や12誘導心電図検査も行った上で、当院で総合的に診断を行い、詳しく患者さんに説明させていただいた上でインプラント治療を受けていただく様にしております。また、治療中も生体情報モニター(術中の心電図も重要)で全身の状態にも配慮し、そして、痛みも患者さんにできる限り感じさせないようにして治療を行っております。
さらに、恐怖心の強い方や、高血圧など全身疾患がある方には、日本歯科麻酔学会専門医による、静脈内鎮静法(精神鎮静法、セデーション)を併用し、リラックスした状態での治療も可能です。
副院長 : 岡田 武久
◆(公社)日本口腔インプラント学会[=JSOI]
JSOI口腔インプラント専修医・認証医
◆(特非)日本歯科放射線学会
歯科放射線認定医
インプラントとは、フィクスチャーともいい、やむを得ず失った歯の代わりとなる人工の歯「第二の永久歯」といわれています。
フィクスチャー(インプラント、人工歯根)をあごの骨に埋め込み、その上に天然の歯とほとんど変わらない人工の歯を装着させます。見た目もまったく違和感がなく自然で、お食事も自分の歯と同じようにしっかりと噛むことができます。
*左図の上部構造(インプラント義歯)とは、人工の歯である、かぶせ(物)のことです。
歯の現状 | |||
歯を1本失った場合 | 歯を複数本失った場合 | 歯をすべて失った場合 | |
従来の治療 | |||
両隣の健康な歯を削ってブリッジ(固定式のかぶせ)を装着するため、両隣の歯に負担がかかります。 | 部分入れ歯を固定する金具が不快に感じたり、ばねにより健康な歯に負担がかかります。 | 総入れ歯は、固定源になるものがないため、入れ歯が動いたり、ガタ付いたりしてしまいます。 | |
インプラント | |||
両隣の健康な歯を削ることなく、歯を失った箇所にインプラントを埋め入れ、人工の歯(固定式のかぶせ)を装着します。そのため、両隣の歯に負担がかかりません。 | 部分入れ歯と違い、歯を失った箇所にインプラントを埋め入れ、人工の歯(固定式のかぶせ)を装着するので、金具やばねが不要となり、快適で見た目も良く、健康な歯にも負担がかかりません。 | 2〜4(もしくは6)本のインプラントで総入れ歯が動かない様にする(着脱式)か、6本以上のインプラントで人工の歯(固定式のかぶせ)を装着します。 |